企業人事も政治人事も人事はすべからく生々しい

人事労務
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人の世がある限り人事があり、人事には引き立てる者があり、引き立てられる者があります。
そこには、生々しいあるいは生臭い駆け引き、鞘当てが水面下で繰り広げられるのが常です。

戦国時代でも、木下藤吉郎は主人の信長の冷えた草履を懐に入れて温めておいたことで信長の歓心を得て、その引き立てをきっかけに天下をとった豊臣秀吉や、近年の中国共産党指導部の熾烈な人事抗争、不祥事が発覚した企業の人事クーデター、腹心の部下を後任に据えることで影響力を行使する企業人事などがマスコミを賑わし、そこに展開される様々な人間模様は、きわめて興味深いものでもあります。

事実は小説よりも奇なりとは言い古された言葉ですが、人生の成否の重要な要件に社会的地位の獲得がある以上、そして、その社会的地位に自己のアイデンティティを求める根強い社会通念がある以上、人事はどの世界においても最大関心事のひとつで有り続けるでしょう。

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社会的地位に恬淡としていられる人は、自分の所属する人事にも恬淡としているでしょうが、人は多かれ少なかれ社会的野心を持っており、そんな境地にいられる人は少ないものです。
先に触れたアイデンティティについてもう少し触れておけば、人間にとって自己というアイデンティティの拠りどころは自己のうちには無く、自己と人との間にあると言われています。

人間という言葉自体に、人と人の間に生きるのが人間という意味が込められているという学者もおり、その意味で社会的地位は絶好のアイデンティティの拠り所になるものです。
それゆえ、企業人事を含めた一切の人事が生々しくなるのは、理の当然と言わざるを得ないでしょう。

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