裁判所が判決を下す際に満たされてなければいけない要件を訴訟要件と言います

裁判所が判決を下す際に満たされてなければいけない要件を訴訟要件と言います。
裁判所が原告の請求が正しいかそうでないかについて判決を下すには、訴訟要件が充分でなければなりません。
要件が欠けている場合、裁判所は本案判決を下す事はできず訴えを却下します。

尚、訴訟要件とは訴訟の開始や成立に関する要件ではないので、この要件の有無に関わらず訴えが提起された時、訴訟手続きは開始され、訴訟手続きで要件が十分に揃っているかが審査されます。

要件の審査内容は、一般的な例として訴状が適式であるかどうかや、当事者が実在し、当事者能力、すなわち被告となり得る一般的な資格を有しているかの確認、被告が日本国の裁判権に属しているかどうかなどがあります。

裁判所は被告の申し立てを待たずに職権で要件が満たされているかどうかを調査しなければならず、ほとんどの成因は裁判所が職権で判断の基礎になる資料を収集しますが、公益性の弱い要件は当事者が収集し、その提出された資料に基づき判断します。

しかし、訴訟要件の調査と本案審理の順番には明文規定はなく、本案の審理に選考して要件の審査が終了していなければならないというわけではありません。

ですから、審理を並行して行う事も可能です。
訴訟要件は本案判決を下す為の要件であるので、原告の請求に正当な理由がない事が明らかである場合でも、調査が完了するまでは請求棄却判決を下す事はできない性質を持っています。

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カテゴリー:訴訟

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