利息制限法の上限は、元本が100万円の場合には年間15パーセントとなっており、これを超えた金利で支払っていた場合には、過払い金として返還を請求することが出来ます。
消費者金融は29パーセント以上の利息で貸付を行なっていたために、過払いの返還請求をする人たちが大変多く、過払い金を支払うことが困難となった大手の会社が倒産してしまうというケースも増えてきています。
過払い金の返還請求を行なった場合には、ブラックリストと呼ばれる金融機関の信用情報に、事故情報として載ってしまいました。
しかし現在では、過払い金の返還請求を行うことは利用者の正当な権利として認められるという理由からブラックリストに載ることは正式になくなったことが発表されています。
過払いの請求の権利は、最後に消費者金融を利用してから10年経ってしまうと時効となり権利は消失してしまいます。
過払いの請求を行うことは、利用者にとっての正当な権利として認められていますが、権利が消失してしまうとどうしようもありません。
倒産していく消費者金融も増えているので、過払いの返還を成功させるのは早い者勝ちとなっているようです。
消費者金融の利用者は1000万人を超えており、半数以上に過払いを行なった可能性があるようですから、身に覚えのある場合には迅速な決断が成功する鍵となりそうです。
過払い請求を行うことで生じるデメリットは、ほとんどありませんが、請求を行なっている消費者金融からは融資を受けることができなくなります。
個人で行動するのが難しいのなら、司法書士事務所など専門家に委ねるという方法もあります。