今や大手企業の約70%弱がERPシステムを導入したと言われています。
ERPとは、日本語では「業務統合パッケージ」、または「統合基幹業務システム」と呼ばれるもので、ITを活用した受注から出荷までといった一連のサプライチェーンや、管理会計・財務・人事管理などを含めた企業の基幹業務を支援する統合情報システムです。
いわゆる企業活動に必要な機能がすべて入っているシステムで、現在は中堅・中小企業向けのERPパッケージが注目を浴びています。
企業の経営資源となるものといえば、人材・物資・お金・情報です。
そして、その中でも特に重要なのが人材でしょう。
社員がしっかり働き、付加価値を上げてもらうことで企業は存続します。
そして、社員は働いた分の報酬を給与という形で受け取ります。
ところが最近では、シフトやフレックスの導入、時間外や深夜手当などの労働時間の計算が複雑化しており、人の手による正しい給与計算が難しくなっているのが現状です。
会社として、社員一人ひとりの勤務状況を正確に把握するためにも、給与計算システムは必要不可欠となりつつあります。
では、今どのような給与計算システムが注目されているのでしょうか。
給与計算システムの人気ランキングを見てみると、質問に答えていくだけで初心者でも安心して導入できるという比較的コストの低いソフトや、個人情報のきめ細かな管理や柔軟な給与形態・給与計算式の設定が可能な高価なソフト、あるいは、それらの高価な給与計算ソフトが月額で1ユーザーから利用できるというデータバックアップや、メンテナンス不要のクラウドサービスなどが上位を占めています。
これらのシステムの導入にあたって、多くの企業が「業務効率化」「コスト削減」を期待しています。
ますます合理化が進む中において、このようなシステムを上手に活用し、売上・利益・顧客満足の向上、そして「企業力の強化」につなげて、日本の経済を盛り立てていきましょう。