京都は千年の歴史を誇り、雅で古風なイメージですが、都が置かれた時代から権力者の政争の舞台となることが多く、一般庶民は争いに巻き込まれ続け辛い思いを余儀なくされてきました。
その影響か、争いを好まず、この地域の人は本音を見せないとか、婉曲な言い回しや郷土愛が強くプライドが高いと評されることがあります。
他県などから移り住んできた人や転勤者の中には、その気質を理解できずトラブルになることも少なくないでしょう。
京都には弁護士の登録が633名あり、特に裁判所がある中京区に弁護士事務所を構える所が多く、市民や企業からの相談に対応しています。
その中でも京都第一法律事務所は、60年安保闘争終結後の余韻が残る中。1961年に労働組合や民主的団体、幅広い府民の要望に応える形で設立され、現在は20代から70代まで18名の弁護士と25名の事務職員で構成される、府内では最大規模の弁護士事務所です。
設立当初から市民の生活と権利の擁護を目指し、所属弁護士は全員が自由法曹団に加入し社会的な権利擁護の活動にも参加するなど、タイプとしては社会派の弁護士事務所と言えます。
一方対象を中小企業に絞っているのが田中彰寿法律事務所で、その理念に「企業を創り育て守る」を掲げ、10名の弁護士で構成されています。
主な活動の地域は府内中央部、南部、丹波丹後地方、滋賀県の湖南地方で、緊急の場合はこの地域であればすぐ駆けつけてくれますので心強い限りです。
このように、京都には労働者の立場で相談できる所ys、逆に企業の側に立って相談を受ける所どちらも揃っていますので、心配な問題に直面した時は相談をしてみましょう。