損害保険協会は、損害保険業の健全な発展と信頼性の向上を図ることで、社会貢献を果たしてきました。
損害保険契約者などからの相談対応や苦情、紛争解決に対応するなど、損害保険業の基盤整理や業務品質の向上にとどまらない幅広い活動をしています。
また、損害保険の代理店を行うには、火災保険や自動車保険等の認定試験を受ける必要がありますが、その試験事業を行っているのも、同協会です。
現在は社団法人に移行して、新たな方針の下で損害保険業務の発展のために活動しています。
活動内容としては、損害保険の知識の普及につとめるために、各種刊行物やパンフレットの提供などや、講演会や大学の講義などに講師の派遣をしています。
そして、自動車保険業務への取り組みの一環として、防災や交通安全に関する啓発活動を行っています。
自賠責保険の運用益を活用した事業を通して、自動車事故被害者対策や自動車事故防止などへの取り組みでは積極的な施策を打ち出しています。
具体的には、自動車事故防止対策、救急医療体制の整備、後遺障害認定対策、医療費支払適正化対策等がこの自賠責運用益の活用事業に含まれています。
それと同時に、自動車盗難防止の取り組みを行うべく広報活動を行っています。
また、交通事故データの分析および研究、安全防災対策についての調査および研究など、リスクに対する調査研究の主たる機関の1つでもあります。
このように、損害保険業全体を統括する大切な役割を果たしているのです。
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