人事部の業務には、採用・教育研修・人事考課・制度の見直し・各種の手続き・給与計算などがあり、企業にとって重要な業務です。
また、すべて人と関わる仕事であり、人員の配置や給与などの特別な情報を取り扱う業務であることから、企業の業績を間接的に握ることになります。
このように他の部署にはない特殊な能力が必要とされ、責任重大ともいえる業務であるため、担当者には様々なスキルや能力が求められます。例えば、労務に関する専門的な知識や社内の秘密が守れること、コミュニケーション能力などで、さらに、事務処理やトラブルを解決できる能力、社内の人脈を得られる人柄であることも重要です。
それらのスキルや能力を磨くためには、定期的にセミナーや勉強会に参加することが肝心で、人事担当者を対象としたセミナーや勉強会は各地で開催されています。
その主な内容は、法律や制度、採用・退職に関係することで、人材育成の進め方などについても学びます。
これらを受講するメリットは、新しい情報が得られ、様々な問題に対応できるスキルが身に付くところです。
また、時代の流れによって変化する人材に対しても、どのように改革を進めていけば良いのか学べます。
30歳未満や入社3年目未満を対象にしているイベントもあり、基本的な業務についての勉強ができるようになっています。そして、ベテラン社員の場合は、業務内容について再確認できる内容の講座も数多くあり、これらを受講することで、他社の担当者と触れ合うこともでき、新しい発見ができたり、問題解決が期待できたりというメリットも得られます。