企業が給与計算を行う場合、自社で給与計算システムを構築する、あるいはアウトソーシンングに委託するといった方法がありますが、そのコストは必ずしもリーズナブルとは限りません。
そうした給与計算に要するコストを削減する方法の一つがパソコンソフトの購入と利用です。
購入費用は、計算ソフトの持っている機能によって左右されます。
従業員数といった会社の規模にもよりますが、最低限必要な機能は給与計算で、それにプラスして賞与計算と年末調整計算の3点セットが、給与計算ソフトに必要とされる基本機能と言って良いでしょう。
この基本機能に加えて、企業によっては勤怠管理・タイムカード連携や部門別集計、更に社会保険関連届出書類の作成なども挙げられますが、機能が増えると購入費用も増加する可能性が大きくなります。
そこで、上記基本機能である給与・賞与・年末調整機能に絞った計算ソフトの価格の例として、ファーストアイティプロの計算ソフト「給与計算DX」では、購入時9,980円、次の年からのバージョンアップ5,980円、その他のバージョンアップ料金は全て無料と、かなり安い料金設定になっています。
他方、定型の給与計算をはじめ人事管理から各種業務の効率化にまで対応したITトレンドの「人事給与」は、ネットワーク2台の設定費用と基本指導料を含んで185万円と機能相応の価格です。
ネット上のウェブサイトには多数の給与計算ソフトの情報が掲載されているので、それらを十分吟味し、コストパフォーマンスが最大となるべく、自社にとって必要な機能に絞った上での購入をお勧めします。