日本の労働者の6人に1人は借金問題を抱えていると言われており、特に多重債務は深刻な社会問題となっています。
国では、平成18年から多重債務者対策本部を設置し、各県でも借金問題で悩む人々の解決に取り組んでいます。
しかし、司法書士や弁護士が介入して債務整理が成功しても、それまでの生活態度を改めず、また借金を重ねて生活が苦しくなる人も少なからず存在します。
借金問題は債務整理を行う事だけではなく、債務整理後にきちんと借金生活から抜け出し、生活再建を果たす事が重要です。
生活再建を図る為に大切な事はいくつかあり、それを実践すれば債務整理後また借金に苦しむ事はないでしょう。
具体的には、物品を購入する前に本当に必要な物かどうかを考えて、衝動買いは控えなければなりません。
必要な物でも中古品やレンタル、シェアの利用で安く抑えるといった節約を心掛け、また、無理のない範囲でクレジットカードの分割払いやローンの支払いに充てていた金額を、今まで以上の額を充てる事が可能であれば、支払うべき利息が小額で済みます。
そして、複数ある場合は金利の高い所から返済する事で利息を抑える事が可能となります。他にも、100円単位、1,000円単位でも構わないので家計簿を付ける事です。
毎日、あるいは毎週家計簿を付ける事で、必要のない物に浪費していないか、無駄遣いはないかの把握ができます。債務整理後の生活再建は自分次第であり、贅沢を控えて二度と借金で頭を悩ませるような生活をしない心掛けが大切です。