消費者金融を利用する目的として低収入や収入の減少が挙げられ、無人契約機やインターネットから手軽に借り入れができることと、学生や主婦でも審査が通る場合があるため軽い気持ちで借金をする人がいます。
最初は少額の借入であっても、借金を続けているうちに利息の返済さえ難しい状態になってしまう場合があり、返済の為に別の消費者金融から借り入れをするという行動を繰り返してしまい、借金が膨らみ多重債務に陥ります。
このように複数の消費者金融からの借り入れにより多重債務に陥ってしまった場合は、更なる借り入れをしても解決にはなりません。
解決法として債務整理があり、任意整理・特定調停・自己破産・個人再生の4つに分けられます。
任意整理とは、裁判所を通さずに司法書士や弁護士に依頼して利息の引き直しや支払方法について交渉をしてもらう方法で、特定調停は、裁判所に申立てをすることで調停委員が貸主との交渉をしてもらえ、費用が安く専門知識がなくても安心です。
任意整理と特定調停は利息を再計算しますので、借金の残額減少が期待できます。
自己破産は、裁判所に申立てをして所有する一定額以上の資産を処分し、残りの借金を全額免除にしてもらう手続きで、個人再生も裁判所に申立てをして、一部の借金を約3年で支払うことを条件とし、残った借金の返済を免除してもらう手続きです。
4つの債務整理の中でどの方法が最適なのか、借入額や財産の有無、収入などにより決めることになります。