新しく企業名や商品・サービス名等を商標登録申請する際に、他社が登録していないかどうかを前もって調べる事の出来るIPDL特許電子図書館では、登録されているデータの検索を行う時、システム上表現出来ないマークを表現する為に、様々な特殊記号が使用されています。
まず「§」ですが、このセクションというマークは検索システムにおいて、システムで利用されている文字コード以外の文字の使用、あるいは態様からなる場合は先頭に§を入れる事で「特殊態様」という意味で使われます。
「∞」は無限というマークで、このマークは商標が2つ以上に分離された構成となっている場合、構成が分離する部分の間に∞を入れる事で表現する「構成分離」というものです。
旧漢字や省略した漢字等のシステム内の文字コードにない漢字については、常用漢字に置き換えて文字の前後に「▲▼」の文字を入れる事により表現し、「置換記号」と言います。
続いて、英数字の商標については、文字列の中に特殊なラテン文字等の符号が付いた文字が存在した場合に、文字の先頭に「¢」を付ける「ラテン文字記号」、2段または2行以上で構成されている場合に、各構成文字を連結する部分に「\」を入れる「段併記」というように様々あります。
IPDLで商標登録の検索を行う場合、サイト内ではヘルプとして検索の仕方と共に解説されていますが、普段使い慣れないこのような記号が出て来て戸惑わないように、検索を行う際にはある程度覚えておくと便利です。