多重債務者に陥る者には特徴があります。
まず、最も多いケースが、自転車操業的に多重債務に陥る場合です。
ギャンブルなどにはまってしまい、必要以上に借金をしてしまい、返済時期になっても、収入が追い付かずに、また別の金融機関から借り入れをして返済するというケースです。
このような連鎖はどこかで断ち切らなければ、最終的には複数の借入先から借り入れざるを得なくなり、結果的に多重債務者となってしまいます。
2番目のケースとして、リストラや給与カットにより収入が減少して生活苦に陥り、不足分を借り入れで賄っている場合です。
日常の生活費の不足分を借り入れで賄うわけですから、決して借金の完済をすることはできません。
毎月毎月、借金は雪だるま式に増えていってしまうことになります。
その結果、多重債務を抱えてしまうのですが、ここから脱出するためには、早急に月々の収入と支出を見直して行きましょう。
3番目のパターンは、悪徳業者につかまってしまうケースです。
普通の金融機関ではお金を貸してもらえず、切羽詰まった多重債務者の最後の場として、適当な言葉を並べた悪徳業者が待ち受けています。
しかし、このような悪徳業者にお金を借りることができても、結果的にはさらに借金が増えてしまうというケースがほとんどです。
このように多重債務を抱える者にはいくつかのパターンがありますが、借金を抱えるのは、常に自分がいずれかのパターンに当てはまらないかどうか自問自答していく必要があります。