経済のグローバル化と国際競争力の強化を図る意味で、人事制度も、古くから日本において用いられてきた年功序列から成果主義へと転換を進めている現状では、新たな人事制度作成を行う時に核となるのは、人事評価制度といっても過言ではないでしょう。
評価制度が明確であれば社員の目標設定がしやすくなり、業務の効率化にも繋がります。
また、この評価の基準も、担当者の好き嫌いや曖昧な尺度であっては社員の不満を招く事となる為、複数の上司や担当者、そして自己評価も含めた評価によって行われるのが望ましいでしょう。
それには、評価を数値化して見える形にする人事評価シート等を利用した人事制度が必要となります。
この評価をフィードバックするようにして、評価に見合った役職や給与などの報酬に反映させていく事で、社員のモチベーションを上げる役割を果たす訳です。
そして、これからの会社の成長に必要な人事制度として人材の育成がありますが、これも人事評価と合わせて行う事で効率化が図れます。
それは、適切な評価によって出てきた社員個々の課題が表面化するからで、これに合わせたアドバイスや研修への参加等により、社員の成長を促す役割も果たすからです。
このように、人事制度作成において評価を基本として再構築していく事には様々なメリットがあります。
インターネット上でも評価の基準の参考となる要素等のヒントは得られますし、第三者の目で今の人事制度の課題を洗い出すという点からは、人事コンサルタントに相談してみるのも良いでしょう。
新たな人事制度作成により、より成長する企業を目指す事が出来ます。