図形商標とは、図形という名前でも記号の組み合わせが中心である記号商標と違い自由度が高いという特徴があります。
その為、シンボルマークの他にキャラクター等のイラストもそれにあたり膨大な量がありますが、IPDL特許電子図書館において検索する事が可能です。
その方法は、国際的に広く採用されている「ウィーン分類」という分類法により分類されている図形の要素を大分類・中分類・小分類で細分化を進めている階層構成になっています。
例として、パンダを挙げると、大分類の中で動物は「3」なので、まず大分類が「3」そして四足獣でパンダが入っているのがグループ「1」なので中分類が「3.1」となります。
そして、小分類を観ていくとパンダは「3.1.15」です。
ちなみに、同じグループ1に入っているライオンや猫、犬等の頭部の場合は「3.1.16」となります。
それをIPDLの図形商標検索のウィーン図形分類の所に入れれば、パンダをモチーフとして利用した商標が検索をする事が出来ます。
また、パンダと合わせて星が配置された商標を検索する場合は、大分類で天体は「1」中分類で星は「1.1」小分類で「1.1.1」なのでこれを合わせて検索します。
その場合は同じ検索窓にスペースを入れて検索する事でAND検索になります。
そのように、図形商標が商標登録されているか検索するには出願しようとしている商標のウィーン分類を確認する事が必要です。
そのウィーン分類に関してもIPDLのホームページに分類表が掲載されていますので、これを参照する形で検索を進めることが出来ます。