会社設立の際に、自分で書籍やインターネットなどで調べて自力で行おうと考える人も多いですが、会社の設立登記を行うには様々な手続きを理解する必要があり、書類の作成に時間がかかる上、法務局までの距離が遠い場合、この交通費や時間なども勘案しなければなりません。
そこで依頼したいのが司法書士事務所で、行政書士事務所などでも会社設立の手続きの代行を行っている所がありますが、行政書士には法務局での手続きの代理が出来ない点に注意しましょう。
また、司法書士事務所で代行を行えば、多くの場合では自分で設立する時に必ずかかる実費よりも、安く設定されています。
その秘密は、こういった事務所では定款を電子化してデータの形式で作成することで、紙で定款を作成した時に必ずかかる印紙税の分がいらなくなる為、その範囲で手数料設定を行っているからです。
この電子定款認証を個人で利用するには、環境を整えるためにそれ以上のコストがかかるので、代行を依頼した方がコストを抑えられます。
現在新たに設立出来る会社には、株式会社と合同会社、合名会社と合資会社の4種類がありますが、圧倒的に作られることが多いのは株式会社と合同会社です。
その中でも合同会社は、株式会社よりも安価な費用で設立出来ますが、社会的な認知度では株式会社の方が上回っていると言えます。
会社設立の際には、目的に合わせて会社の組織形態を選び、信頼の出来る司法書士に依頼することで時間を節約し、開業準備に専念する環境を整えることをお勧めします。