一般的に、病気とケガでの入院や手術などに対応するものを医療保険と呼ぶのに対し、ケガでの損失を補償するものを傷害保険と呼んでいます。
そのような定義だけですと医療保険に加入すれば良いと考えるかもしれませんが、傷害保険はメリットが多いものです。
まず、ケガのみに限定しているため、簡単な告知でかつ大きな病気をした事がある場合でも加入できる点があります。また、補償が限定されるので、医療保険よりは割安になる場合も多く、自分だけでなく人にケガをさせてしまった場合の補償や、携行品の破損・盗難補償を付けることも可能です。
他にも、リスクがある時に限って加入でき、多くのケースに対応した保険があるのも傷害保険の特徴で、中でもゴルフ保険に関しては、ラウンドするその日だけの加入もできますし、補償に関しても、プレー時の自身のケガや人にケガをさせてしまった場合はもちろんの事、高額なクラブの盗難補償や、ホールインワンを達成した時のパーティーなどの費用の一部までカバーします。
こういった特定の日に加入できる同様の保険としては、スキー・スノーボード保険といったものや仕事以外のレジャーとして行うスポーツなどによって起きたケガに対応する保険があります。
このように傷害保険には様々なリスクに備えた商品があるので、スポーツなどを楽しむ時に加入する他、転倒により長期に入院が必要となる事が予想される高齢者や、自転車に頻繁に乗る人などは保険に加入して、より安心して生活を送れるようにしましょう。
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