新人教育、中間管理職教育、幹部候補生教育、専門知識教育等、人事教育と言っても色々な教育が有ります。
会社の利益を上げる為に必要な社員個人の考え方は何でしょう。
それは一言で言えば古いかもしれませんが愛社精神です。
これは、自ら進んで会社の為に尽くす考えが出来ていれば、仕事上で問題が発生しても会社として考えた場合どうするのが良いのかを考える事が出来るからです。
愛社精神が無ければ、問題が発生した時に、まずは自己保身に走り判断を誤る事になります。
社員の方に愛社精神を持って貰うためにしないといけない事は、社員の方に対する体育会系の教育では無く、会社側が社員の方の気持ちを理解する事です。
人間は自己防衛本能が有るので自分に対する攻撃には自然と反発します。
反発を持ったまま教育をされても受け入れる事は難しく、言われる事に対してまずは否定をし、その否定を正当化してしまいます。
逆に自分に対して好意的だと判断すると心を開き、教育の内容を自ら進んで理解しようと考え、言われる事を肯定的に受けとめます。
しかし、会社として何もかも社員の言う事を聞いていてはルールが混乱し集団が成り立ちません。会社のルールを前提に社員の方の考えを聞いて、会社側も個人の意見を尊重する事を理解してもらうのが大切なのです。
社員の方の心を開く事が出来たならば、次は会社のルールを社員の方の立場になり説明し理解してもらう事で、会社側が社員個人個人を尊重している事が理解でき愛社精神につながります。