コンサルティング会社はいまや、「影の主役」「企業のお医者さん」「経営助言役」などとも言われています。
企業が経営革新したり、新しい制度や労働環境の仕組みを取り入れる際は、高い確率でその裏にコンサルティング会社の存在があると考えられます。
現代は、企業の合併や買収の増大、グローバル化、中国の台頭など、経営に関わる問題は複雑さを増して行く一方です。
これらの課題に対して、企業が適切かつ迅速に対応するためにも、コンサルティング会社への需要が増えてきており、今後ともその流れは変わらないことが予想されます。
ひとことでコンサルティングと言っても、企業の経営テーマに関して、あらゆるテーマを取り扱っているため、提供しているサービスは非常に幅広いものがあります。
なかでも専門性が高いのが、人事コンサルタント会社が扱う「人事系ファーム」です。
人事系のファームは、名前のとおり、人事関連のコンサルティングを専門に行っているファームで、会社が行っている具体的な仕事としては下記のようなものが挙げられます。
まずは、成果型報酬制度や年俸制人事制度の設計と導入、そして、確定拠出年金や退職給付制度といった福利厚生や、年金に関わる制度設計と導入支援、その他にも、年金の数理計算などがあります。
このように、非常に専門性が高く、細かく具体的なところまで行うため、関連する法律の知識もつけておかなければいけません。
人事コンサルタント会社で活躍するには、社会保険労務士レベルの知識が必要と言えるでしょう。