雇用保険は、失業中の生活を支え、一日も早く再就職できるようにと失業手当を給付しています。
失業手当を受け取るにはハローワークで申請手続きをしなければなりません。
手続きにはいくつか準備しなければならないものがあり、被保険者離職票、被保険者証、本人確認の出来る運転免許証などの証明書、証明写真と印鑑、振込先の預金手帳などです。
離職票は、退職した会社から出してもらう必要があるので、在職中に不備がないよう確認を忘れないようにしましょう。
お住まいの住所を管轄するハローワークに求職の申し込みをした後、離職票を提出します。
受給資格の確認が行われ、その後、受給説明会に参加します。
受給説明会では、雇用保険受給資格者証、失業認定申告書が渡され、さらにその後、第一回目の失業認定日に、求職の状況などを失業認定申告書に記入して提出します。
認定を受けた後、失業手当の受給が開始されます。
失業認定は4週間に一度行われ、その都度ハローワークで手続きをしなければなりません。
雇用保険が給付するのは失業手当だけではなく、支給残日数が多い状態で、再就職が決まった場合には、就業促進手当が支払われるので、忘れずに手続きをしましょう。
また、再就職するための教育訓練の受講者には、経費の一部が支払われる教育訓練給付制度というものもあります。
対象となるのは厚生労働大臣の指定する教育訓練のみですが、これを機会に新しい技術を身につけることも出来ます。