保険料の未払い問題や人口の減少などにより、年金の財源不足が大きな問題となっています。
毎年年金は減らされていますが、それでも年金は、老後の生活を送るための重要な資金となります。
そこで、以下では、将来年金受給者になった際に自分がいくらもらえるのか、年金支給額を計算する方法について見ていきましょう。
年金は、大きく分けると基礎年金と厚生年金とに分かれます。
国民年金の加入者の種別によって、支払われる年金は異なってきます。
サラリーマンをしている方であれば、基礎年金と厚生年金の支給を受けることができます。
まず、基礎年金の支給額ですが、基礎年金は25年以上保険料を支払っていれば支給を受けることができますが、満額を受け取るためには、20歳から60歳まで40年間払い続けている必要があります。
40年間も払っていないという方は、480ヶ月(40年)のうち払った月数に応じて年金額が計算され、支給されることになります。
続いて厚生年金は、こちらは計算がややこしくなっています。
平成15年に厚生年金の支給額の計算方法が変わったことや、厚生年金には加給年金額などの各種加算が多いこと、さらには支給時期が生年月日によって異なってくることなどの理由から、専門家でないと正確な数値を出すことは難しいものです。
基礎年金以外の年金支給額も知りたいという方は、老後の生活資金や保険に関する問題などと一緒に、社会保険労務士やファイナンシャルプランナーといった専門家に相談してみることをお勧めします。