年金の基本となる基礎年金の位置付けと受給条件

年金
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年金とは、一国の国民が老後になって収入がゼロとならないように、一定の金額の支給を受けるため、事前に納めるお金自体やその制度全般を指した言葉です。

こうした年金は、一般的な正式名称として国民年金を指す場合が多く、これを老後に受け取るためには、仕事に就いていた時期にあらかじめ決められた額のお金を収めておく必要があります。

こうして積み立てられたお金に基づいて、老後に支払われる年金の基礎となるものが基礎年金です。
これは、国民年金の他、障害年金や遺族年金にもある基本の年金の表現方法ですが、一般的にこの呼び名を使う場合は、国民年金の基礎にあたる老齢基礎年金のことを指しています。

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基礎年金は、国によってその定義や仕組みが異なりますが、日本の場合では、20歳となってから、年金を月額単位で納めた月数が最低300ヶ月分、年数にして25年分はあることによって受給条件が満たされるものです。
ただし、25年間分は年金を受けられる最低条件であるため、これだけだと受けられる金額が少なくなります。

満額での受け取りを果たすためには、20歳から60歳までの40年間分、月数にして480カ月分の納付が必要です。
これらの条件を満たすと、65歳以降に月単位での年金受給が可能となります。

こうした年金は、物価の価値変動に対して自動的に対応する物価スライド方式になっているため、納めた後に戻ってくる年金額で損をすることはありません。
また、60歳から65歳までの間は、それまでに納めた月数が足りない場合に追加して納めることも出来るため、未払いの期間の分を補うことが可能になっています。

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