国民年金基金制度の概略

年金
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国民年金基金とは、国民年金法に規定する公的な年金であり、国民年金とセットで自営業者などの国民年金の第1号被保険者の老後の所得を保証する役割を持っています。

サラリーマンなどの国民年金に上乗せして厚生年金に加入している第2号被保険者と、国民年金のみに加入している第1号被保険者との将来受け取るであろう年金額の差額を埋めるため、国民年金に上乗せする事を目的として制度が発足しました。

国民年金基金は、発足当時の厚生大臣の認可を受けた公的な法人で、47都道府県に設立された地域型と、25の職種別に設立された職能型の2種類があります。

地域型に加入できるのは、同一の都道府県に住所を保有する国民年金第1号被保険者の方で、職能型に加入できるのは、各基金ごとに決められた事業または業務に従事する国民年金の第1号という被保険者の方です。

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国民年金第1号被保険者の方は、いずれか一方の国民年金基金を選択して加入することができます。

加入の要件は、国民年金の保険料を納付している国民年金第1号被保険者で、20歳以上60歳未満の方となっています。
保険料の全額免除、一部免除、学生納付特例、若年者納付猶予を受けている方は加入できません。

掛け金は、ご自身の収入に応じて自由にプランと口数の選択ができ、将来においての増減も可能です。
掛け金の額に応じて支払われる年金に上乗せされ、そして掛け金は全額社会保険料控除の対象となり、所得税と住民税の負担を減らすことができます。

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