2013年の1年間における、日本全国の会社設立数は10万1,633社を数えました。
都道府県別に見てみるとトップは東京都で2万9,937社、2位は大阪府の9,274社、3位は神奈川県の6,691社、4位は愛知県の5,055社と大都市が上位に並んでいます。
東京、大阪がワン、ツーで、これは順当だと言えるでしょう。
その中でも、近年の傾向としてカタカナのみを使用した商号が、新規に会社設立した法人全体の40パーセント弱を占めて最多となっていることが挙げられます。
私たちはいろいろなサービスを選ぶ際に、知らず知らずのうちに会社名も判断基準の一つに入れてしまうので、会社のほうでも自ずと私たちの趣向に合わせることとなり、このことからも時代の変化が感じ取れて興味深いです。
気になる会社設立の方法ですが、会社法の改正で新規に設立しやすくなりました。
現在では、最低資本金制度が廃止されたことで、安く会社を設立することが可能になっています。
しかし、そうはいっても、印紙代や登録免許税など必要な経費だけで25万円くらいは必要になります。
広告などを見ると、たとえば大阪でも税理士法人などが、税理士と契約することを前提として、印紙代などをサービスすることもあります。
将来起業したい人にとっては、会社設立にばかり目が行ってしまいますが、もっとも肝心なことは会社の本業の経営を軌道に乗せることです。
そうすれば、自ずから経営面でもきちんと運転できるようになります。