自己破産のデメリットは、自己破産者名簿に登録されてしまう事

自己破産
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自己破産を申請すると、戸籍に自己破産の記録が残ってしまうのではないかとか、公民権が剥奪されてしまうのではないか、仕事を辞めなければならないのではないか等と心配する人が多いですが、そのような事はありません。
実際には、戸籍に記載される事は無いですし、選挙権や被選挙権も無くなりません。

勿論、破産したからといって仕事を辞める必要も無く、自己破産申請の最大のデメリットは、破産情報が信用情報機関に登録されてしまう事です。

信用情報機関が管理している自己破産者情報は、一般的にはブラックリストと呼ばれるもので、ここに登録されてしまうと、自己破産者はもとより、同居している家族もクレジットカードを作ったり、金融機関から融資を受けるのは難しくなってしまいます。

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また、破産手続き開始決定がなされると、裁判所から破産者の本籍地の市町村にその旨が通知され、市長村が管理する自己破産者名簿にも登録される事となります。
これによるデメリットとしては、市長村が発行する身分証明書(戸籍とは異なります)には、破産者であるという記録が掲載されてしまうのです。

実際の生活の中で、市長村が発行する身分証明書が必要になる事は非常に少なく、殆どは破産情報が掲載されない自動車免許証やパスポート等ですむ場合が殆どなので、問題になるケースは殆どないとはいえますが、万が一市長村発行の身分証明書が必要となった場合には、問題となる場合があるので注意が必要です。

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