死はどなたにも必ず訪れるものです。
しめやかなご葬儀が済んだ後、一つの区切りとして必要となるのが、相続についての法律上の手続きです。
故人がお持ちであった財産および負債は、原則として法律の規定に従って承継されます。
また、故人にご遺言がある場合には、遺言書に従って財産が承継されます。
しかし、法律の手続きは複雑であり、全ての方が法律の手続きについて精通されているわけではないというのが実際です。
このような場合に、相談できる身近な法律の専門家として司法書士がいます。
法律専門家というと弁護士を想像される方が多いと思われますが、法律分野は多岐にわたるため、弁護士以外にも法律を専門としている職業は色々とあります。
そのような法律関係の専門家のうち、相続手続きについて特に詳しい専門家は司法書士なのです。
民法上の手続きについては、最も詳しい専門家といっても過言ではないと言えます。
例えば、不動産の名義変更手続き、遺産分割協議書の作成手続き、株式などの名義変更手続きなど、その他法律問題についての様々な相談をスムーズに進めてくれます。
なお、遺産の取り分などで裁判となる場合には、適切な弁護士を紹介してもらえることが多くありますので、このように相続に関する法律手続きは、まずは身近な司法書士へ相談されることをお勧めします。
ただし、相談内容がもっぱら税金に関する相談事である場合には、税理士へ相談するのが良いといえるでしょう。