土地や建物を購入したり、新しく建築したり、譲り受けた場合には、登記というものが必要になってきます。
土地や建物などの不動産は、私たちが保有する財産の中でも特に大きな金額の財産となるために、登記というものが存在しています。
登記は、私たちの住民票や戸籍のような存在で、土地の所有者などの権利関係が詳細に書かれており、法務局で登記を行うことで、一般の誰もが見ることができるようになっています。
この不動産は私のものだということを公にすることができるもので、確固たる証拠になるのです。
登記にはさまざまな種類がありますが、その中に分筆登記というものがあります。
分筆登記とは、簡単に説明しますと、1つの土地を2つや3つなど、複数に分割する場合に必要になってくる登記です。
一筆の土地を二筆以上に分けることから分筆という言葉が使われており、逆に複数の土地を1つにまとめる場合を合筆登記と言います。
分筆を行う前は、1つの土地で1つの地番が付けられていましたが、分筆することで独立した土地にそれぞれがなるのでそれぞれに新たな地番が記載されることになります。
分筆が必要になるケースには、土地の一部を売買する場合や相続によって分割する場合、土地の有効活用のために土地を分割したい場合などが挙げられます。
分筆登記の手続きは非常に難しく、分筆した場合の境界を明確にし境界画定測量をする必要があります。
境界があいまいな部分があれば免責を調べることができず登記ができなくなるため、非常に重要な作業です。