原付は手軽な移動手段として、主に近距離の買い物などに使う人が多いでしょう。
それでも、事故に遭うリスクがある事は忘れてはなりません。
被害者にも加害者にもなり得る事故に備える為に、まず法律で加入が義務づけられているのが自賠責保険への加入です。
その加入義務を怠ると、もし加害事故を起こしてしまった場合には多額な賠償金の支払いを全て自分でまかなわなければなりません。また、加入していなかったり、自賠責の更新を忘れていた場合の違反点数は6点と一発で免許停止となる点数で、さらに「1年以下の懲役、または50万円以下の罰金」となります。
自動車の場合は車検が義務付けられていて、その時の手続きで自賠責を更新するので比較的意識しませんが、原付には車検の制度が無い為、忘れやすいので注意が必要です。原付の自賠責保険料は2013年4月現在で1年7,280円、2年で9,870円、3年で12,410円となっています。
また、最低限の保障しか得られない自賠責に加えて、自動車と同様に入っておきたいのが任意保険です。家族が車の運転をしていて任意保険に加入している場合には、特約としてファミリーバイク特約といったオプションが存在する事が多く、少額の負担で加入することが出来ます。
また、単独で加入する場合も比較的負担は軽いとされているので、出来れば加入を検討しましょう。
このように、気軽に使える原付をより安心して利用するために、最低限法的に義務のある自賠責の更新を忘れないようにする事は非常に重要であると言えます。