雇用保険受給資格証とは、失業保険を受給するために必要な書類のひとつです。
ハローワークに失業給付を受けることを申請した後に、雇用保険説明会で受け取る書類で、支給番号や支給の理由、支給金額などが印刷されており、支給の手続きに行く際には必ず持参しなければいけません。
そして、これは支給が終了したからと言って処分していいものではなく、支給が終了したという証明にもなるので、必ず保管しておきましょう。
どういった時に必要になるのかというと、例えば女性の場合、結婚して退職すると社会保険の資格も失うことになるので、多くは夫の扶養者となります。
その際に、収入がないことや夫の扶養範囲内であるということを証明しなければならず、課税証明書を役所に請求し、それを提出することになりますが、場合によっては雇用保険受給資格証のコピーが必要となるのです。
それは、失業給付の需給は終了したということを証明しなければいけないからです。
この書類がないと扶養に入る手続きが遅れることとなり、保険証の発行ができなくなります。
保険証がなければ、病院にかかることはできても、高額な医療費を負担しなければいけなくなってしまいます。
もちろん、医療費については後日保険証が発行されて、期間内であれば返金してもらえますが、手続きが面倒ですので、スムーズに済ますためにも、受給期間が終了していても雇用保険受給資格証は大切に保管しておく必要があるのです。