年金共済は、公的年金を補完するために任意で加入する個人年金商品です。
公的年金制度が不安定さを増し、本当に受け取れるのかがわからなくなっている中で注目を集めています。
同じように、任意で加入する年金商品には、民間保険会社が販売している個人年金保険などがありますが、保険会社の破綻が相次いだ事を受け、年金共済がより注目を集めるようになりました。
年金共済の商品には、確定年金プランと終身年金プランの2種類があります。
前者は受け取り期間を一定期間に定めるプランであり、後者は一生涯に亘って年金を受け取る事が出来るプランです。
後者は期間が定まっておらず、支給が長期間に及ぶ可能性がある事から、月々の支給額は確定年金プランに比べると少額である事が一般的です。
給付の仕方についても、受け取る年金の額が毎年同額となる定額型と、支給額が毎年徐々に増加していく逓増型の2種類があります。
共済の年金商品の掛け金は、生命保険料控除の対象となる場合があり、税金の観点からはお得です。
生命保険料控除の対象となる契約は、納税する人が共済掛け金を支払い、共済受取人が自己または配偶者、その他親族である契約となります。
最近の共済の商品は、生命保険会社が設定している予定利率より高いことが多く、予定利率が高いと、それだけ保障の内容が手厚くなるという事を意味しています。
加入を検討する際には、他社商品の予定利率と比較してみると良いでしょう。