65歳以上になると、加入していた年金の種類に応じて、月あたりの一定金額を受け取ることができるものが年金です。
そして、受給者が死亡すれば、親族が受給者の死亡届を出して、受給をストップするのが通例となっています。
しかし、ある家庭で、65歳以上の親が死亡したにもかかわらず、子供が親の年金を一定期間、受け取っていたという不正受給が発覚しました。
受け取っていた分に関して、子供は返金をしたのですが、こういった不正受給は無くさなければいけません。
子供は、生活が苦しくて不正受給に走っていたと思われますが、この子供にいくら収入があったかを把握する必要もあります。
子供が現在働いていなくて、どこも身寄りがなくて無収入なら、親の年金で生活していかなければ、いずれ子供が餓死するというのが目に見えています。
もちろん不正受給はいけないことでありますが、こういった不正受給の裏づけとして、近所間のコミュニケーションの欠如ということも原因のひとつと言えるでしょう。
最近は、一人暮らしで生活が苦しい中でも、近所との付き合いがなく孤独死してしまう人も大勢います。
バブル崩壊後には、日本の競争社会主義により生活のセーフティネットからこぼれ落ちて、孤独死する若者もちらほら聞きます。
たとえ裕福な家庭を持っても、離婚などの問題で一人暮らしとなり、近所との付き合いが薄れていく人も多くいます。
競争社会も必要でありますが、絆社会も必要です。