早期には自覚症状がなく、症状が現れた頃には既に進行しているという病気は数多くあります。
自覚症状のない病気を早期発見する為には、症状がない段階から定期的な健康診断を受ける事が重要です。
労働保健協会は様々な健康診断を企業に提供し、従業員の健康管理を手伝う役割を果たしている社団法人で、法律に基づく関係法令の労働衛生ならびに、労働災害に関する事項の普及啓蒙、職場における健康的な労働力の管理と保全の為の指導援助を中心に活動し、産業経済の発展に貢献する事を目的としています。
具体的な業務は、労働安全衛生法と労働安全衛生規則で定められた健康診断を巡回車で年1回~2回実施したり、肺癌・大腸がん検診、骨塩測定と適切な個人指導を行い骨粗鬆症の予防に取り組んでいます。
巡回車で行う健康診断は、一般的な検診の他に特殊健康診断や生活習慣病健康診断も取り扱っており、生活習慣病健康診断に関しては、専門医が出張して個人別カウンセリングをする制度もあります。加えて、健診結果に基づいて精密検査を希望する場合も、労働保健協会が提携している病院や診療所を紹介してくれるので安心です。
また、厚生労働省と中央労働災害防止協会で展開しているトータルヘルスプロモーションプランは、全ての働く人を対象とした「心とからだの健康づくり運動サービス機関」の認定を受け、労働者の健康保持・増進と企業の活性化を担っています。
この様に、労働保健協会は従業員の健康管理の支援に役立っている団体です。