相続などで土地や建物を調べる場合や、気に入った土地を見つけてその土地の売買交渉を行いたい場合など、不動産に関する権利関係を調べるためには、不動産登記簿を見る必要があります。
そこには、不所有者が誰なのかなど、細かな権利についての内容が書かれています。
不動産登記簿を閲覧する方法には、法務局に出向く方法とインターネットを使う方法があります。
不動産を管轄する法務局に出向くと直接見ることができますが、ほとんどの法務局ではオンライン化されているので、紙媒体のものを見ることができなくなっています。
紙媒体のものを閲覧する代わりに、登記事項要約書というものを請求します。
この中には不動産に関する権利の現状が記載されていますが、すべての内容が記載されているわけではありません。
法務局に行くと申請書がありますので、氏名や住所などの必要事項を記入していきます。
不動産1つにつき手数料が500円かかり、土地と建物は別になっているので1000円が必要になります。
なお、オンライン化が進められているので、自宅のパソコンから見ることもできます。
法務協会に利用者登録を行い、IDとパスワードを発行してもらって利用するか、一時的に利用するために利用登録はせずにクレジットカードの即時決済で利用する方法があります。
インターネットからは土日や休日、お正月など一部の時期を除いて、午前8時30分から午後9時まで利用できるので、仕事が忙しい人や法務局に出向くことができない人でも、すぐに入手することができて便利です。