全ての日本国民は、20歳になると年金を納める義務が生じます。
ただし、高校卒業後などに直ぐに就職をした方は、20歳未満であっても、会社での厚生年金加入によって支払っていることがあります。
国民年金に関しては、これまでに何度も制度が変わるという経緯があるので、一部では混乱を招いたこともありました。
例えば、20歳になって初めて年金手帳が発行され、国民年金を支払っていたとして、後に就職などで他の市町村が管轄する土地へ転入した場合では、就職した現地の会社であらためて厚生年金に加入するために、就職前の年金手帳と合わせて2つを所有しているということも起きていた事実も発覚しました。
この場合には、後にひとつの手帳へ統合する手続きが必要となります。
現在では、基礎年金番号という、国民一人一人に固有の番号が与えられる仕組みになったために、かつてのような混乱は回避されつつあります。
また、年金手帳の中には番号の他に、自身の氏名、生年月日、性別などが記入されており、結婚などで姓が変わる方では変更の手続きが必要となります。
ページ内は、国民年金の記録情報と厚生年金保険の記録情報の欄に大きく分かれています。
厚生年金に加入している会社員などでは、会社側が自動的に支払いをしているので、本人が直接に納めることはありません。
その一方で、学生やアルバイター、無職の方は、国民年金を自分で納める必要があります。
しかし、低収入などで支払能力が低い場合には、救済手段として免除制度が設けられています。