労働保険番号は、所轄労働基準監督署または労働保険事務組合が発行する番号であり、労働保険料を申告・納付する際や労災保険の給付を受ける場合などに書類に記載します。
これは、府県2桁+所掌1桁+管轄2桁+基幹番号6桁+枝番号3桁の14桁で構成されており、事業場ごとに付けられています。
労災給付を受ける場合にはこの番号が分かれば申請できますが、雇用保険給付を受ける際には雇用保険被保険者番号に関する記入が必要になります。
雇用保険被保険者番号とは、雇用保険に加入している個人に付けられている11桁の番号で、原則として転職しても変わりませんので加入歴などが分かるようになっています。
また、事業所にも11桁の雇用保険事業所番号が管轄のハローワークによって付けられており、従業員の雇用保険に関する手続きの際に使用します。
労働保険番号は、労働保険料の年度更新申告書か納付書控えで確認ができますし、厚生労働省のホームページで労働保険適用事業所の検索が可能です。
雇用保険の被保険者番号については雇用保険被保険者証に記載されていますし、ハローワークに問い合わせると確認してもらえます。
失業手当を受け取る手続きに必要になりますので手元にある場合は大切に保管しなければなりませんが、紛失してしまった場合はハローワークにて再発行が可能です。
また、ハローワークに履歴が残っていないような場合、新しい番号が発行されます。
保険者証が会社に保管されているなどの理由で雇用保険に加入しているか確認が取れない場合は、ハローワークに照会票を提出すれば回答書がもらえます。