自分や企業が発明や開発したものは、これから様々な形で利用していくためにも、特許を取得しておかなければなりません。
技術やアイディアの保護のためにとても重要なものですが、出願をするにあたり、既に類似品が出願されていないかなどの調査を行っておく必要があります。
すでに類似品があると許可にならない可能性が多く、無駄手間になる場合があるので特許庁特許検索などを利用して調べておきましょう。
特許庁のホームぺージからアクセスする事が出来る検索サービスでは、検索メニューの中に初心者向け検索というものが用意されています。
これは簡易的な検索を行う時に便利で、類似品の有る無しを調べたいだけの時は、この項目での検索結果だけで十分です。
もっと詳しい内容や多くのキーワードを利用して検索したい場合は、特許実用新案検索を利用して調べます。
注意しなければならないのは、検索で公開されている情報は、出願されてから18ヶ月で全てが公開されるという点です。
公開時期に達していないものは当然表示されませんし、特許の取得が認められなかったものも検索には表示されてしまうため、検索結果の情報が多少不十分だと言えるのです。
これらの情報の不足分を補うため、特許を出願する際には審査の状況も調べる事が大切で、審査経過もこの検索サービスを利用して調べる事ができます。
また、審査が終わっていないものや取り下げられているものなどを、経過情報検索から公開番号などを利用して検索を行い、出願細項目記事や出願状況を確認する事で、より詳しい情報を得る事が出来ます。
特許庁特許検索を利用すれば、情報収集にかかる時間や手間を有る程度省く事は可能なのです。