不倫の慰謝料の相場については、だいたいの傾向があります。
一般的に最も多いケースが、およそ100万円から200万円となっています。
ほとんどのケースでは、300万円以内です。
海外の例になると、有名人がこうしたトラブルになった場合に高額の慰謝料を支払うケースがありますが、日本国内では、それに比べて高額になることはあまりありません。
こうした不倫等のトラブルの場合には、まずは法律の専門家に相談をすることです。
この問題は、誰にでも気軽に相談できるものではないため、この問題を抱えて1人で悩みを抱えるケースもよくあります。
こうした場合の慰謝料については、配偶者等に対して精神的な苦痛を与えていることから、賠償責任が発生することになります。
精神的な苦痛に対して、金銭で償うことになるのです。
こうしたトラブルでの被害者の立場からすると、一定の金銭を受け取ることによって、精神的な苦痛をいくらか和らげることができます。
また、加害者に対しては、いくらか懲らしめたという気持ちを得ることができるようになります。
この金額の計算については、民法には規定がありません。
示談の場合には、当事者同士の話し合いによって、この金額が決まることになります。
また、裁判所では、裁判官の自由裁量によって、この金額が決められ、この場合、過去の統計や判例などから金額が決定されます。
とはいえ、被害者が思うほどには高額にならないケースがほとんどです。